1日の時間は誰にとっても24時間です。今までよりも、もっと時間を割きたい事や、
手をかけたい事があっても、時間がない!ない!と言って嘆いていてもどうにもなりませんよね。
睡眠にはレム睡眠とノン・レム睡眠があって、それが交互に繰り返されるのはご存知の方も多いでしょう。レム睡眠とは脳以外は眠っているのに、脳は覚めている時と同様に働き、眼球が盛んに動くことが特徴の睡眠。対してノンレム睡眠とは眼球が動かない眠りで、ぐっすり寝ている状態。私達はこのをレム睡眠とノンレム睡眠を交互に繰り返しているのですね。
この睡眠サイクルが1.5時間。だから、1.5時間×○サイクルで、丁度区切りの良い所で起きることができれば、睡眠時間の多少に捉われず、毎日を過ごせるのかもしれません。
と筆者は漠然と思っていたのです。思ってはいても、朝起きるのはいつでもツラいもの。朝4時に起きると決めてから数ヶ月が経ちますが、やはりツラい時の方が多いんです。
それでこの書を手に取りました。この「あなたを変える超【熟睡短眠】法」を読んで得られる事が多かったのでご紹介します。
目次
7時間が最適の睡眠時間という医学的根拠はない
「眠りは眠りを呼び、惰眠は惰眠を引き寄せる」というのは、「睡眠のクセ」だそう。
睡眠の大家である浜松医科大学の高田明和名誉教授の言葉を引用して説明しています。
「人間にとって最適睡眠時間などない。
その人の生活パターンで、多い人もいれば少ない人もいる。
要するに習慣だ。」
睡眠のサイクルは一時間半
だから、質の良い睡眠をとるには、7時間眠るより4時間半、5時間よりは3時間のほうがスッキリ目覚めることができると、説いています。
睡眠において次のような症状があっても解決できる!?
睡眠に関して何らかの障害を持つ人は、次のような症状を訴えているそう。
- 頭がボーッとして作業がはかどらない
- 「頑張ろう」という気力が湧かない
- 記憶力が低下しているのか、忘れっぽい
- 集中力がなく、些細なミスを起こす
- すぐにイライラして、ストレスがたまる
- 睡魔に襲われ、つい”ウトウト”してしまう
しかしこれらの事は、睡眠の質を変えれば解決するものばかりだと言うのです!
眠りの質が悪ければ何時間寝ても同じだと言いますが、それは筆者自身も実感しています。筆者の唯一の休日である日曜、朝早く起きる必要がない日曜日、どれだけ寝ていても誰にも文句を言われない日曜の朝などは、いくらでも寝ていられるのですから。
しかし、時に10時間寝ても、何となくだるいとかまだ寝ていたいという倦怠感は取れないのです。これも睡眠の質を変えることが出来れば改善するのですね。
睡眠の質を上げられれば余分に生きられる!
もしあなたが、なかなか寝付くことが出来なくて、その日の睡眠が2~3時間になろうとも、
「今日は22時間も活動できて良かった!いつもより1時間以上もの実質的な”起床人生”を生きることができたぞ!!」と喜ぶ/思えるポジティヴさ。このように捉えられたら、なるほど、素敵だ!
それもこれも、睡眠の質を上げられるかどうかが重要なポイントですね。
毎朝快適に起きられる、とっておきの「起床テクニック」
さて、では睡眠の質を上げて熟睡短眠法を手に入れるには、毎朝を気持ちよく起きるための「起床テクニック」を手に入れるにはどうしたら良いのでしょう?
1. 二度寝=お金を捨てること、と考える
2. 目覚めたら、這ってでも「ふとんから出る」
3. 「音のシャワー」で、まず聴覚を起こす
4. 「何時間寝たか」に絶対こだわらない
5. ふとんの中で「お尻の筋肉」をグッと締める
6. 5秒間だけ「呼吸を止めてみる」
わ、わはは!これはイイ( ・∀・)イイ!!
この起床テクニックが、もしも1つしかないとしたら、筆者はすぐさま挫折するでしょう。でもね、これ、イイですよ。真面目におすすめ出来ちゃいます!こだわりは捨てたほうがいい。どうしても時間にこだわってしまうんですよね。時計を見て眠った時間を確認したり「もっと寝れるのに」と思ってしまう。
だから、何時間寝たかにこだわらないと言っても、それだけでは難しいの。でも、布団の中で「お尻の筋肉」をグッと締めるとか、5秒間だけ「呼吸を止めてみる」っていうのは、効果てきめんです!思わず笑ってしまうし(笑)。
まぁ、このあたりの詳細については本書を読んで頂くのが良いので、コレ以上はネタバレ封印しておきますね。
時間の奴隷とは、どういうことか?
「睡眠不足だ」という一言は、潜在意識を間違った方向へ導く恐ろしい言葉なのです。
例えばね、「睡眠不足だ」と発する。すると
↓
「これは今日は不調になるというしるしだ」と潜在意識が受け取る。
↓
「ミスをしたら、全て睡眠不足のせいにしよう」と方向づけて考え
↓
実際に何か小さな失敗をすると、全てを眠りが足りないことに結びつけてしまう。
↓
さらに集中力が落ちたり、同一姿勢が続いて肩が凝ったりすると、「やっぱり寝不足がいけない」と決定づける。
しかしながら、8時間以上の睡眠をとっていて同じようなミスを犯すと、「あれ?今日は気が緩んでいるのかな?」くらいで済ませてしまうもの。睡眠不足ではないのだから、睡眠のせいにはしませんよね。
確かにね、と頷く説明が多くてわかりやすいのです。この書の後半では、実際に「なかなか寝付けない」人がスーッと眠りにつける方法が細かく説明されているので、すぐ実践できますよ。食事やツボにも言及しています。
最後に一文を引用しましょう。
「よく噛んで食べる人にだけ熟睡が訪れる」
気になる方は、読んでみてください。1日をもっと有効に使いたい!睡眠も時短で!と思うあなたにおすすめの1冊です。
熟睡短眠法を手に入れられたら1日はもっと有効に使えるのか?のまとめ
- 7時間睡眠が良いという医学的根拠はなかった!
- 睡眠の質を上げられれば、短眠でも快適に過ごせて仕事効率も上がる!
- 毎朝快適に起きるためには6つの起床テクニックを使おう!
さぁ、あなたも時間の呪縛から開放されて快適に生きてみませんか?

