香港の言葉で挨拶するだけで印象が良くなる!在住者おすすめの覚えておくと良い5つの言葉

海外旅行は期待とワクワクでいっぱいですよね。でも、言葉の面で不安に思うことはありませんか?ちょっとしたことなら、片言の英語や現地の言葉と筆談で何となく通じて事は済みます。それでも、こちらから積極的に現地の言葉を少しでも話すかどうかで、相手の印象は随分と変わります。

香港の公用語は英語と広東語です。香港は1997年までイギリスの植民地だったため、英語が公用語になっています。しかし公用語になっているとはいえ、仕事で英語が必要のない市民は英語はあまり話せません。

香港市民の日常会話は広東語です。香港は1997年にイギリスから中国へ返還されました。それからは政府の政策もあり、香港に北京語が浸透していきました。香港は中国大陸からの移民も観光客も増えました。そのため、北京語を話せる市民も増えてきました。

ということもありますが、今でも昔から使われている広東語が香港市民の日常で使われています。あなたがたった一言でも広東語で話しかけると、相手は目を輝かせて喜びますよ。

あなたが香港に行ったら、使うと良い言葉・挨拶を5つご紹介します。これらの言葉を話すだけで、あなたの印象はとても良くなりますよ。相手も気持ち良く受け答えしてくれるでしょう。

1、ありがとう!は2種類ある!

香港で使われている広東語の「ありがとう」は、二つあります。広東語の二つの「ありがとう」は、意味が違います。

  1. 唔該(ンゴイ):行為に対しての「ありがとう」(「すみません」の意味もあります)
  2. 多謝(ドーチェ):贈り物に対しての「ありがとう」

この二つについて、説明しましょう。

ありがとう「唔該(ンゴイ)」の使い方

香港の日常で、一番使う挨拶言葉がこの「唔該(ンゴイ)」です。「唔該(ンゴイ)」は「ありがとう」という意味ですが、「すみません」という意味も持っています。

「すみません、ちょっと道をお尋ねします」とか「すみません、通して下さい」とか「すみません、それ取って下さい」などです。また、それらの事に対して相手が応じてくれたら、その行動に対して「ありがとう」という意味で「唔該(ンゴイ)」と言いましょう。

「唔該(ンゴイ)」は少し変化して「唔該哂(ンゴイサイ)」「唔該你(ンゴイネイ)」と言うこともよくあります。「唔該哂(ンゴイサイ)」の「哂(サイ)」は過去形の「ありがとうございました」、「唔該你(ンゴイネイ)」は、「あなた、ありがとうね」と目の前の「あなた」に感謝の気持ちを伝える意味があります。

発音を楽譜で例えると、次の画像のようになります。(音程は参考程度に)

あくまでも参考までに。「ンゴイ」は「ン」から「ゴイ」へ、上がります。「ゴイ」にアクセントが付きます。「唔該(ンゴイ)」だけの場合は語尾が少し伸びます。「ありがとう」ではなく「ありがとう〜!」というようなニュアンスです。

あなたが「唔該」と言われたら「唔洗唔該」と返そう!

私が香港で一番のお気に入りの言葉が「唔洗唔該(ムサインゴイ)」です。これは、「唔該(ありがとう)」と言われたらお返しに言う言葉です。

「唔洗唔該(ムサインゴイ)」の意味は「ありがとうだなんて言わなくていいのよ」です。「そんな大したこと、してないんだから」というようなニュアンスです。「唔洗唔該(ムサインゴイ)」を楽譜にすると、以下のようになります。

あなたが「唔該(ンゴイ)」と言う機会があったら、きっと「唔洗唔該(ムサインゴイ)」と言い返されるのを聞くでしょう。是非心に留めておいてくださいね。

道を開けてください

狭い香港、道も狭く人は溢れています。そして道行く人たちは皆、マイペースで周りの人のことは考えずに歩いています。そんな人が溢れている中、よく使う言葉に「すみません、道を開けてください」「すみません、ちょっとどいてください」と言うのがあります。スーパーでも良く使います。

「道を開けてください」「どいて」は「唔該借借(ンゴイジェージェー)」です。「唔該借借(ンゴイジェージェー)」を楽譜にすると、こんな感じになります。

「唔該(ンゴイ)」は、頂き物をした時やお祝いをして頂いた時には使いません。頂き物やお祝いをして頂いた時は、「多謝(ドーチェ)」という言葉を使います。次に「多謝(ドーチェ)」についてお話しましょう。

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ありがとう「多謝(ドーチェ)」の使い方

香港でのもう一つの「ありがとう」を意味する「多謝(ドーチェ)」は、頂き物をした時やお祝いをしてもらった時に使う言葉です。

あなたがお誕生日やクリスマスにプレゼントやカードをもらったら、「多謝(ドーチェ)」と言ってみましょう。もしもお店で買い物をして、「これはサービスよ」と何か小さなものをおまけに付けてくれた時も「多謝(ドーチェ)」です。

「多謝(ドーチェ)」は「ドー」にアクセントが付きます。「多謝(ドーチェ)」の発音を楽譜で例えると、以下のようになります。

「多謝(ドーチェ)」と、「あなた、ありがとう!」の「多謝你(ドーチェネイ)」です。「ありがとう」は魔法の言葉、コミュニケーションの基本の言葉です。是非、使って下さいね。

2、おはよう!こんにちは!に気遣いがある香港

日本語で「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」という挨拶があり、私たちは日常的にこの挨拶をしていますよね。香港でも同じように朝昼晩の挨拶の言葉があります。

  • おはよう:早晨(ゾウサン)
  • こんにちは:你好(ネイホウ)
  • こんばんは:晚安(マーンゴーン)

香港の言葉で「おはよう」を意味する「早晨(ゾウサン)」と「こんにちは」を意味する「你好(ネイホウ)」は、よく使います。しかし「こんばんは」を意味する「晚安(マーンゴーン)」は滅多に使いません。また、全てを「ハロー」に置き換えて済ませることも出来ます。

「おはよう・こんにちは・こんばんは」の広東語発音を楽譜にすると、以下のようになります。

しかし、もっと現地人っぽい言い方があります。もっと現地の人たちがよく挨拶の言葉として使うのが、「ご飯食べましたか?」を意味する「你食咗飯未啊(ネイセッジョーファンメイア)?」です。

「おはよう」や「こんにちは」の代わりに「你食咗飯未啊(ネイセッジョーファンメイア)?」と言うと、すでに食べていれば「食咗(セッジョー)」、まだ食べていなければ「未啊(メイア)」と答えます。この挨拶を楽譜にすると、以下のようになります。

相手が「まだ食べてないよ」と答えれば「あらぁ大変ねぇ。これから食べに行くの?」と聞いたり、「食べたよ」と答えれば「何食べた?」と聞いたり「じゃあこれから仕事?」なんて話を振ったりします。相手への気遣いが感じられる素敵な挨拶だと思います。

香港にちょっと観光で行くくらいなら、「おはよう:早晨(ゾウサン)」と「こんにちは:你好(ネイホウ)」を使うだけでも十分喜ばれます。でももしもあなたが香港リピーターなら、「你食咗飯未啊(ネイセッジョーファンメイア)?」を覚えて、是非使って下さいね。

3、美味しい!と感じたら、積極的に伝えよう!

あなたは香港へ、何をしに行くのでしょうか?観光?お買い物?美味しいもの食べまくり?それとも全部でしょうか?

きっと普段でも、特別に美味しいものを食べた時だけではなく、お家ご飯でも「美味しい!」と言っているでしょう。香港はお値段が高めの中華レストランも街中で買えるB級グルメもデザートも、美味しいものがたくさん!「美味しいもの」に出会ったら、是非「美味しい」気持ちを伝えましょう。

  • 「好食(ホウセッ)!」=美味しい!
  • 「好好食(ホウホウセッ)!」=とっても美味しい!
  • 「好好味(ホウホウメイ)!」=すっごい良いお味!

「美味しい」を楽譜にすると以下のようになります。

「好食(ホウセッ)」の「好(ホウ)」は、「とても」という意味を持っていて、非常に使い勝手の良い言葉です。例えば、誰かが「ご飯食べに行かない?」とか「どこそこに行かない?」「マンゴープリン食べようよ」など提案してきた時、「それいいね!」という感じて「好(ホウ)!」とお返事することが出来ます。

「いいよいいよ!」「美味しい美味しい!」などの意味で「好好(ホウホウ)!」とも言います。とても便利な褒め言葉ですし簡単ですから、是非使って下さいね。

4、またね、バイバイ!ただ別れるだけじゃない?

例えば朝ホテルを出る時に、フロントの方に「じゃ、またね!バイバイ」と挨拶して外へ出たり、誰かと会って別れる時などに「バイバイ」と言うでしょう。しかし「バイバイ」に、もう一言付け加えると気持ちが暖かくなります。

お別れの挨拶は、香港の言葉で「バイバイ」は「再見(ゾイギン)!」ですが、これもあまり使いません。「バイバイ」です。ただし、現地の人は「バイバイ」だけでは終わりません。

「バイバイ!一陣見(ヤッザンギン)!」と言います。英語でも「Bye-bye, see you later !」と言いますね。またすぐに会うわけではなくても「See you soon !」「See you later !」と言います。香港の広東語も英語と同じです。

「一陣(ヤッザン)」は「また(再)」という意味です。「見(ギン)」は「会う」という意味です。「見る」=目に見える=「会う」という感じです。「またすぐ会おうね〜!」「またね〜!」というニュアンスです。

「再見(ゾイギン)」と「一陣見(ヤッザンギン)」という言葉を楽譜に表すと、次のようになります。

今度いつ会うかなんてわからなくてもいいのです。また会おうね!という気軽な気持ちです。近いうちまた会うよ!という含みを持っています。「また会おうね」と言われると、気にかけてもらっているような気がして嬉しくなりますよ。

5、高いよ〜!安いよ〜!

異国へ行くと、物価が違うのを感じることがあると思います。え?それ、そんなに安いの?(高いの?)と思って言葉に出たり、何かを買う時や食べる時にその値段を見て「うわー高い」と思うこともあるでしょう。

香港で買い物をする時、特にお土産屋さんや路上の市場で買い物をする時には、値段の交渉にチャレンジしようと思うこともあるかもしれませんね。そんな時にも使える言葉なので、覚えておくと良いのが広東語での「高い」「安い」です。

  • 高いわね:貴啦(グワイラー)
  • 安いわね・安くしてー:平啲(ペンディー)

この「高いわね」「安いわね」の広東語を楽譜にすると、下のようになります。

もしあなたが値段交渉をしなくても、手に取ったものの値段を知って高いなぁと思ったら「グワイラー」と独り言のように呟いてみる。すると「二つ買ったら安くしてあげるよ〜」なんて言われるかもしれませんよ。

香港の人たちの間では、買い物帰りにマンションでエレベーターを待っている時に、「あなたそのお花いくらで買ってきたの?」と聞かれて答えると「高いわね〜どこそこはもっと安いわよ」とか「それは安いわ!私も明日買いに行くわ!」なんて、ちょっとした世間話に花が咲いています。(いや、花だけに花が咲く、と言うことではないですよ(笑)

「グワイラー」「ペンディ」は、香港の挨拶代わりの言葉として使われています。

香港で使いたい挨拶言葉おすすめ5つ!これであなたも香港通!

  • 「ありがとう」はサービスに対する「唔該(ンゴイ)」と受け取った物・気持ちに対する「多謝(ドーチェ)」を使い分けよう!
  • 「おはよう・こんにちは」は相手を思いやって「你食咗飯未啊(ネイセッジョーファンメイア)?」ご飯食べましたか?と聞いてみよう!
  • 「美味しい」と感じたら積極的に「好食(ホウセッ)」。「好(ホウ)」=「良い!」は便利な言葉。
  • 「バイバイ」に続けて「一陣見(ヤッザンギン)」=また会おうね!と言ってみよう!
  • 値段が高いなと感じたら「貴啦(グワイラー)」、安いと感じたら「平啲(ペンディー)」と呟いてみよう!

外国人がその国の言葉を話すのは、簡単なことではありません。それは私たち日本人が外国語を習得するのに大変な時間と労力を必要とすることを思い返しても、想像できるでしょう。

香港の人たちも、私たち日本人がたった一言の広東語で話しかけるだけで、「あなたすごいわ!広東語喋れるの!賢いわね〜!素晴らしい!」と目を輝かせてべた褒めしてくれます。自分たちが話す言葉を、外国人が「話そう」と努力する姿勢を見るのは嬉しいことなのです。

あなたも香港へ行ったら是非、これらの挨拶の言葉を積極的に話してみましょうね。あなたの香港滞在が、より快適になりますよ。

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