香港の重陽節2018年はいつ?由来と風習を知っておこう!

「重陽節」という休日があるのを聞いた事があるでしょうか?日本ではあまり馴染みのない日かもしれませんね。「重陽節=重陽の節句」は、「菊の節句」とも言います。香港はじめ中華圏には重陽節という休日があるんですよ。

ではその重陽節とは何なのか?香港の2018年の重陽節はいつなのか?そして重陽節の由来や風習についてご紹介して参りますね。

重陽節とはどんなもの?

重陽節を香港の言葉(広東語)で言うと「ちょんよんじっ」になります。英語ではChung yeung festival、日本語で読むなら「ちょうようせつ」でしょうか。さてこの重陽節って一体どんなものなのでしょうか?

陽と陽が重なる日

重陽節は旧暦の9月9日。旧暦なので実際いつなのか?は毎年変わります。では実際はいつなのか?は後でお話しますね。重陽節は「9」が重なる日なので「重九節」とも言われています。

また重陽節は陰陽思想から「陽と陽が重なる日」という意味が。陰陽思想とは中国の思想がもとで、森羅万象・宇宙の様々な物事をあらゆる観点から陰と陽の2つに分ける考え方のこと。

陰と陽の思想を表す図

この陰陽思想では、奇数の数字を「陽」、偶数の数字を「陰」としています。また、数字が大きくなればなるほど、陰も陽もその力が増すのだとか。重陽節は旧暦の9月9日ですから、奇数の「9」が二つ重なるので最も陽の気が高い「重陽」となるのですね。

そもそも重陽節は陽の気が強すぎるため凶の日とされ、凶の気を祓う日だったそう。ところが時が経ってその意味も変わり、現在では重陽節は良い日とされ、老人を大事にする敬老の日の意味もあり、またご先祖様を大切にする日でもあるんですよ。

2018年の香港の重陽節はいつ?

重陽節は旧暦の9月9日なのですが、これは旧暦ですから現在の暦では毎年日付が変わります。では2018年の香港の重陽節はいつなのでしょうか?

2018年の重陽節は10月17日(水)。この日、香港は祝日ですよ。この重陽節は菊の花が咲く時期なので、菊の節句とも言われています。

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重陽節の由来

では重陽節の由来はどんなものなのでしょうか?

実は重陽という日が祭日になったのは、2千年も前の事だとか。それは東漢の時代。呉均の著書「続斉諧記」にこんなお話があるんですよ。

時は東漢の時代、恒景という人がいました。この恒景は費長房という道士に師事していたのですが、ある日恒景は費長房にこんな事を言われたんです。

「9月9日にあなたの家は災いに見舞われる。その災いを避けるために、家族全員、高い所に登り菊花酒を飲みなさい。」

9月9日、恒景は言われた通りに家族全員で高い所に登って菊花酒を飲んだそうです。そして家へ帰ると、家畜が全部死んでいたそうな。主人に降りかかるはずだった災いを家畜たちが身代わりになったという事ですね。これ以降、重陽節の風習が広く浸透していったようです。

重陽節の風習

その重要節の風習というのが、恒景が家族と災いを避けるために行った事。つまり、重陽節の日には家族で高い所=山を登りそこからの景色を楽しみ、菊花酒を飲むという事なんです。では香港の市民たちは重陽節にはどんな事をしているのでしょうか?香港でも山に登って菊花酒を楽しむのかな?

重陽節はお彼岸でもある

香港の重陽節は、日本で言うお彼岸の意味もあり、この日は墓所へ向かうバスに長蛇の列が出来ます。毎年、重陽節の事をすっかり忘れ「休日だからビーチへ行こう♪」などとバス・ターミナルへ行くと、お墓参りへ行く人々の大行列に圧倒される筆者。

香港の墓所は山の中腹にある事が多いので、お墓参りをしたらそのままトレイルを楽しむ家族も多く見られます。単純にトレッキングに行くためにバスに乗るんじゃないな、お墓参りに行くのだなとわかるのは、彼らがお花を手にしているから。(服装はトレッキングに行きます!なのですが)

香港の重陽節、飲食の風習はどんなもの?

香港市民はそもそもあまりお酒を飲みません。日本人のように正体を無くすまで飲むとか、酔っ払って道端で寝てしまうだなんて、ありえないこと。多くの香港市民には、夕飯で晩酌するという習慣はありません。だから、香港市民は菊花酒ではなく菊花茶を頂きます。

では香港市民は重陽節に頂く飲食の風習は何かあるのか?と言うと、「馬来糕」という蒸しパンを食べます。

馬来糕

この馬来糕は、飲茶を食べに行っても普通にメニューにあります。そのため重陽節だからという特別感はないような気がしますが、お料理好きの香港人ならこの日、自分で作ります。

桂花糕

また、「桂花糕」という金木犀とクコの実で作るデザートをお供えして頂くんですよ。見た目もキレイですね。

香港の重陽節2018年はいつ?由来と風習を知っておこう!のまとめ

  • 香港の重陽節2018年は10月17日(水)!
  • 重陽節の由来は2千年前、高い所へ登って菊花酒を飲んで災いを祓ったこと
  • 香港の重陽節の風習は、お墓参りをして家族で山登り
  • お酒をあまり飲まない香港市民は菊花酒の代わりに菊花茶を頂く
  • 重陽節には馬来糕や桂花糕をお供えして頂く

重陽節に香港に行ったら、あなたも山を登ってみませんか?是非、馬来糕や桂花糕と菊花茶を頂いてみて下さいね!

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